こんにちは、かおきぬ★です。
いつもだいたいカフェ・ベローチェでブログを執筆したり、デザインを考えたりしています。
普段はアイスコーヒーですが、この前「コーヒーマゼリー」を頼んでみたら激うまだったので、ついパシャリしてしまいました。美味しそうでしょ?
あなたも機会があれば是非…w
さて、ではちょっと気持ちを切り替えて、今日は珍しくお金の話をしたいと思います。
今月私は起業して丸1年を迎えます。
正確には開業届を出してから1年ということです。
華々しく開業したかというと決してそうではありません。
ローソンのイートインでからあげくんを食べながら開業届を作って、印刷して、その足で税務署へ行きました。
※詳しくはこのブログの起業コーナーにも記載しています。
我ながらとても地味なスタートでした。
そしてかなり見切り発車でスタートしたので、開業届を出した段階では、まだビジネスについてもHPの作成についても勉強段階で、常にあっぷあっぷしていたものです。
Wordpressがなかなか理解できなくて、枕に顔埋めて叫んだこともありますww
そんなこんなで、あっという間に確定申告が来ました。
初の確定申告は、売上がほとんど無いのでかなりあっさり終わりましたww
なので本格的に動き出したのは今年の春くらいでしょうか。
このブログを起ち上げたのも4月でした。
最近は少しずつご依頼をいただけるようになって、8月には会社員時代のお給料を軽く越えることができました。
その時のことを少し詳しくお話ししたいと思います。
■売る価格
商品やサービスを売る際、金額設定はかなり重要な部分です。
起業したての個人事業主や社長さんなどは、まずはそこから頭を悩ます部分だと思います。
私も例にもれず、金額設定にはかなり頭を抱えました。
自分が好きなことで起業すると、それに値段をつけるというのがなかなか難しく、割とざっくりとした金額を設定してしまっていました。
そしてそのままお仕事依頼を受けていたのですが、内容によっては修正が入ることもありますし、当たり前ですが、完成まで思ったよりも時間がかかることもしばしば…。
うーん
ちょっと割に合わないかもしれない…。
起業自体が見切り発車だった私にはすべてが初めてのことで、会社を辞める時に勉強していたはずのことが、すっかり頭から抜け落ちていたのです。
そこで一度頭をリセットするために、再度メンターの書籍やブログ、メルマガを読み返しました。
一度読んでいるはずなのに、起業してから読み返すと、( ゚д゚)ハッ!とすることが多く、夢中で学びました。
やはり机上の空論より、やりながら学んでいく方が吸収が違いますね。
私がこの時に一番胸に刺さったことはこんな感じです。
●安いものを数万人に売るより、高いものを数人に売る方が簡単。
●例えば1万円の商品を買ってくれる人が、毎日1人さえいればいい。
そうか…そうだよなぁ。
起業前は分っていたつもりが分っていなかったなぁと猛省。
さっそく金額設定を数倍にしました。
■「いくらでもいいよ」
さらに、私の硬い頭を柔軟にさせてくれたのはこの言葉でした。
初めてのご依頼をいただいたとある社長様は、こちらが金額をお伝えする前に「いくらでもいいよ」とおっしゃっていただきました。
えぇーっ
そういえば、以前お問い合わせいただいた別のお客様も、「金額はまぁ、あまり気にしなくていいので…」という方がおられました。
そうか、本当にお金に余裕のある方は、金額じゃなくて「誰にお願いするか」の方が大事なんだ!
と気付かされました。
起業する前のOL時代が体に染み付いて、すっかり庶民脳になっていた私には青天の霹靂でした。
(キャバ嬢時代、一晩で何万もするシャンパンをあけていたというのに…ときの流れは怖いww)
さらに、ちょうどその時見ていたTVで、都内に住む社長さん達のディナークルーズの様子が放送されていて、某車屋の社長さんがお酒で顔を真っ赤にして「これも仕事ですから」とニコニコ話されているのを見ました。
リポーターが、「仕事されてるように見えない」と笑い交じりでつっこむと、その場にいた他の社長さんがぽつり…
「僕らは、どうせ買うならおもろい人から買いたいんですよ」
あぁ、やはりそうなんだな。
無理して安くする必要なんてそもそもなく、高くても私にお願いしたい!と思っていただけるような存在に、自分がなればいいんだな。
悩みが一気に吹っ切れた気がしました。
■たった2件で会社員時代の給料越え?
値上げして最初のご依頼は、粗品タオル作成のご依頼と、パッケージデザインのご依頼、2件のみでした。
元々の金額設定のままだったら、合計しても、純利益6万円くらいにしかならなかったことでしょう。
しかし、今回の値上げで、なんと2件で22万円の純利益を得ることができました。
22万円というと、私の会社員時代の手取りよりはるかに多い金額です。
※東京の方からすると安いと感じられるかもしれませんが、九州では月収22万もあれば普通に生活できる金額なのです。
これは起業一年生の私にとって、とても自信につながる出来事となりました。
しかも、2件の仕事をこなせばいいだけなので、実質2週間弱しか働いていません。
粗品タオル作成にいたっては2日しか手間がかかっていない…。
安い商品やサービスを大勢に売るよりも、高い商品やサービスを、本当に気に入っていただけた方数名だけに売る。
「私はこれで行こう!」と決めた瞬間でした。
■ブロガーやSNS集客でも同じ
さらに、これはブロガーさんやSNSで集客したい人にも当てはまるのではないかと思いました。
月間うん100万PVとか、うん100万フォロワーとか、まずはとにかくたくさんの読者を増やしてから集客するやり方が目立っていますが、私にはそれってすごく大変に見えます。
もちろん、否定するわけではないですし、楽しんでやれている人は問題ないでしょう。
しかし、果たしてその集めたPVやフォロワーさんのうち、一体何人がその人の本気のファンでしょうか。
「情報が知りたいだけの人」
「相互フォロー目的の人」
「リツイートしてほしいだけの人」
「フォローしたけど即ミュートする人」
悲しいかな、そういう人だってたくさんいます。
むしろそういう人だけで成り立った「うん100万人」だったとしたら、もはや何の価値もないのでは…と思うのです。
そこで何か商品やサービスを売ったとしても、ブログへ誘導したとしても、何人が買ってくれて、また何人がブログを読んでくれているでしょうか。
人によっては0なんてこともありえますよね…。
そうならないためには、せっかく集めた読者や、フォロワーになっていただけた方達に、自分のファンになって貰えるよう努力するしかありません。
有益な情報や、人柄、面白い、癒やし、とにかく楽しい!など、何らかの魅力を発信できている人は、濃い読者さんやフォロワーさんが着いていると思います。
あと、Twitterで言うと、『相互フォロー企画やリツイート企画』などをしないことかな…。
あれはタイムラインが埋め尽くされるので、ミュートにされる可能性大です(^_^;)
このブログでも何度かお話ししているとおり、私は超がつくほどのめんどくさがり(めんどく星人)なので、「まずは数を集めてから」的なことは苦手です。
「少数だけど熱烈なファン」がいる方が嬉しいですし、その方が圧倒的に息が長い活動ができると確信しています。
そしてそういうファンの方が少しずつ増えていけば、いつか大きな力に化けると信じているのです。
もちろん最初の最初は、ある程度の「知ってもらう努力」は必要ですけどね(^_^;)
「大勢を集めること」だけが目的になってしまっている人を見ると、なんだか切ないですw
「少数の熱烈なファンをつくること」に関しては、元芸人の島田紳助さんやアーティストのGACKTさんなども提唱しています。
また、20代で30億円以上の資産を作り出した投資家の神王リョウさんがおっしゃっていた「20/80の法則」からも学ぶことができます。
両者は内容は異なるのですが、うまいこと自分のビジネスに当てはめると、かなりしっくり来るのです。
これらは語りだすと長くなるので、また別で記事にしますね(^_^;)
というかいつも長くてすみません(汗)
■全員に媚びるな
結局何が言いたいかというとズバリこれです。
「万人に好かれようと思うな」
プライベートでもそうですが、出会う人全員に好かれる必要なんてないんですよね。
その時その瞬間、自分の商品やサービスを必要としていただけた方だけに、提供すればいいんです。
「高いよ!」とおっしゃる方は、きっとあなたを必要としておらず、他にその方を満たせる業者やお店があるはず。
お互いが気持ちよくやり取りできないのであれば、そこに喜びは生まれません。
遠慮なく他の業者さんへ促しましょう。
ビジネスは、お互いがwin-winでないとやる意味がないからです。
それに、ストレスフリーになりたくて起業したのに、ずっとお客様に媚びてばかりじゃ、逆ににストレス溜まりませんか?
私はそんなの嫌です。
誰にも偉そうにされたくないから起業しましたしw
めんどくさいこと大嫌いです。
■おわりに
ちょっと長くなりましたが、今回は「起業してからの金額設定」について、私が身に染みて学んだことをシェアさせていただきました。
まぁ、向き不向きもあるので、自分に合ったやり方を探すのが一番ですが、より楽に生きるためには、作業工数を減らすのが一番なので…。
今起業を検討している方にとって、私の経験が少しでも参考になれば幸いです。
かおきぬ★
PS:とはいえ、まだ全然安定してないけどねww
PS②:でも安定しだしたら、逆にこんなに楽な仕事はないのである…。