「夢」を持つことが必ずしも正義じゃない

カフェの写真

 

こんにちは、かおきぬ★です。

福岡はあいにくの雨模様。
こんな日は、カフェで静かに仕事に限ります。

今、福岡天神のカフェで仕事をしているんですが、左の席にはレポート中の女子大生、右にはフリーランスっぽい男性、目の前には読書中の若者と、みんな思い思いの作業に集中しています。

そして見るからにみんな20代。

最近の若者は偉いですね。
お姉さんは感心していますw

なんだか、自分が20代の頃を思い出しました。

最初の就職先はペットショップで、私はトリマー兼販売員として雇われました。

ずっと夢だったトリマー。

専門学校を卒業して、資格を取り、憧れのトリマーライフが始まると思っていました。

しかし、待っていたのは、「全く自由のない毎日」でした。

 

 

■働きに見合わない給料

就職してすぐ、ペットショップの全運営を任された私。

え!?って感じですよねw

オーナーはブリーダーをやっていて、本社はそちらにあるため、ペットショップにはほとんど顔を出さない毎日。

頼みの綱の先輩方は、実は本社の人間で、同じくショップには顔を出さない。

そのため、就職してすぐ、ペーのペーのペー過ぎる私が、毎日ショップを開けることになりました。

10時オープンのペットショップを開店させるため、私が行っていた仕事内容がこちら。

①朝8時に本社へ。

②鍵と仔犬達のご飯、釣り銭を受取りショップへ。

③仔犬達へご飯をあげ、全ゲージの掃除。

④店内の掃除。

⑤ショップオープン

⑥接客、レジ、電話応対、トリミング全般。

⑦お昼はレジで立ったまま食べる。

⑧トイレ行くときは子機持参w

⑨夕方18時半から閉店準備。

⑩仔犬達へご飯&全ゲージの掃除。

⑪トリミング用タオル洗濯、トリミングルームの掃除。

⑫19時レジ閉め。

⑬ショップの閉店、電気と戸締まり。

⑭鍵を返しに本社へ。

…本社につく頃は20時です。

これ、全部ひとりって…

無理やろ!ww

さすがに初日で、「やばいところに就職しちまったな」と気づきました。
しかもお店の定休日以外は休みがないため、週6勤務です。

一日の拘束時間は12時間…。

これで初月給いくらだったと思いますか?

まさかの…10万円でした。

ㄘ━( ˙-˙ )━ン

いやいやいやいや!
ありえんやろww

さすがに笑いました。

正社員だからってサービス残業にもほどがあるやろ?!と。

そして「よし、辞めよう」と決意しました。

もちろん、トリミング自体は楽しいし、毎日仔犬達には癒やされます。

お客様も良い方ばかりでしたし、何よりずっとなりたかった「トリマー」になれたことは、とても誇らしいことでした。

母親もとても喜んでくれていましたし…。

しかし!私は「自分の人生」を棒に振る気はありませんでした。

毎日くたくたで帰宅して、家に帰れば疲れて寝るだけの日々。

週に一度の休日に友人とお茶して愚痴を聞いてもらうのが唯一の救い…。

そんな一生、絶対に嫌でした。

 

 

■夢はすでに叶えている

辞めると決めたのはいいものの、専門学校時代の先生からの紹介で入社していたこともあり、なかなか「辞める」と言い出せずに、数カ月働いてしまいました(^_^;)

周りの友達や母親にも「何て言おう?」と日々悶々としていました。

奨学金300万も借りて学校行ったのに…
せっかくトリマーになれたのに…

 

…ん?待てよ?!

私はあることに気づきました。

 

 

「私、もう夢叶えてね?」

 

(; ・`д・´)!!!

まるで雷に打たれたようでした。
そうです。私はもう「トリマーになる」という夢を叶えているんです。

ペットショップの仕事も完璧にこなしているし、誰がどう見ても、私は「プロのトリマー」です。

専門学校だってそれを叶えるために行きました。
高い奨学金だって自分で返していくんです。

誰に、後ろ指刺されることがあるでしょうか?

私はもう夢を叶えた!

それだけで、みんなに胸を張れます。
自慢できます。
自分を誇ることができます。

 

…なら、もう別の夢を追いかけてもいいですよね?

 

夢はひとつじゃなくていいんだから。

 

もう、先生の紹介だろうが関係ない!
一刻も早く辞めよう!

…そして私は、オーナーに退職の意思を伝えました。
念の為、先生に角が立たないように、体調不良のためと言うことにしました。
(先生にも事前に電話で報告しました)

 

意外だったのは、母親も、友人も、逆に喜んでくれたことです。

「かおきぬ★が幸せじゃないと、私も辛いから」

みんな、そのようなことを言ってくれました。

…とてもとても、胸に染みました。

 

 

■自分が幸せじゃない夢なら追うな

まだ20歳で、右も左も分からなかった私は、完全に「夢みがち」でした。

「トリマーになりたい」「トリマーになれば幸せになれる」と思っていました。

でも、そうじゃありませんでした。

もちろん、普通のトリミングサロンはもっとホワイトで、働きやすい職場でしょう。

そういうお店で働いていたら、辞めていなかったかもしれません。

ただ、1つ言えることは、「プライベートが奪われるくらいなら、夢を追う意味はない」ということです。

 

だって考えてみてください。

あなたは何で夢を叶えたいんですか?

家族のため?恋人のため?

 

「毎日幸せに暮らすため」じゃないですか?

 

その夢を叶えたら、自分の理想のライフスタイルが送れる。
仕事も楽しくて、家族も養えて、毎日充実して暮らしていける。

そう願っての「夢」ですよね?
そのために頑張るし、辛い思いもするし、理不尽な思いにも耐えていける…。

しかし、その結果叶えた「夢の職業」が、思っていたのとは違うことだってあります。

誰もがみんな、最高の職場に巡り合えるわけではないんです。

しかも、最初の一発目でそんな会社に入社できる人なんて何人いるでしょうか?
もはや考えたくもありませんw

もしも不満を抱えて、身体も酷使して、それでメンタルまでやられていくとしたら…

そこまでして「夢」を追う必要があるでしょうか。

続ける必要があるでしょうか。

果たしてそれは「夢」と言えるでしょうか…?

 

私は、「トリマーになる」という夢を叶えました。

でも、「あの店でトリマーを続けること」は「夢」とは違うと気づきました。

結果、一年も経たずに辞めています。

すぐに辞める決断をして、本当に良かったと感じています。
むしろ初日に辞めても良かったくらいですw

 

そしてあれから15年…

私は小さい頃から好きだった「絵を描く事」で起業しました。

また、文章や小説を書くのも好きだったため、今こうしてこのメディアを起ち上げています。

まさに、また「夢を叶えた」と言えるでしょう。

しかし、「夢を持つこと」が全てとは、決して思いません。

むしろ、それがプレッシャーになって病むくらいなら、夢なんてクソ食らえです。

 

 

■あなたは今、幸せですか?

1つ誤解のないように言っておきますが、私は、全く努力もせずに仕事を投げ出すようなことだけはしませんでした。

トリマーを辞めた後も色々な職業を経験しましたが、「仕事ができないから」という理由で辞めたことはありません。

働いている間は、給料泥棒にならないようにする!

これは最低限のマナーですからね。

それができたうえで、今の自分が、その職場にいて幸せかどうか?が重要なのです。

例えば、「多少の愚痴はありつつも、お給料、環境、待遇などに満足していて、プライベートな時間がたくさん取れ、充実している」

それなら別に、夢なんかなくてもいいんです。

「今の自分が幸せなら、無理やり夢を持つ必要はない」

私はそう思います。

たしかに、夢を持つことは素晴らしいことです。

でも、持たなきゃいけないなんて決まりはありません。

やりたいことがなくたって、毎日美味しいご飯が食べれて、快適な住処があって、たまに友達や家族と旅行に行けたなら、それはそれで充分幸せじゃないですか?

ブラックな会社で辛いなら、転職すればいい。

失業保険と貯金で、しばらく休養してもいい。

短期のバイトをしてみたっていい。

それでいいんですよ。

 

 

要は、転職だろうが、起業だろうが、現状維持だろうが、「どうすれば自分が毎日幸せでいられるか」を、考えて生きることが大事だということです。

 

 

無理やり「夢っぽいやつ」を探さなくても、

無理やり「叶えた夢」を続けなくても、

無理やり「夢」を諦めなくてもいいんです。

 

あなたの自由に、人生を彩ればいいんです。

 

 

■さいごに

今まさに、仕事が辛くてたまらない方。

夢に向かって頑張っている方。

夢が無くて焦っている方へ。

もしもこの先、「夢」について疑問を持つ日が訪れたとしたら…

その時は、ちょっとだけこの記事のことを思い出してみてください。

少しでも気持ちが軽くなって貰えたら嬉しいです。

 

……カフェから出ると、雨は上がっていました。

あなたの心に降る雨も、早く虹に変わるといいですね(,,^_^,,)♡

 

 

かおきぬ★

PS︰私?私はもちろん幸せです。
あとは痩せるだけかなwww

 

PS:そういえば、去年の5月は山梨へワインを飲みに行っていました。
富士山を見ながら飲むワインは最高でしたよ♪

今年の5月は金沢へのどぐろを食べに行きます。
また旅行記をアップしますね。

ワイナリー

 

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