完璧主義より適当主義

居酒屋フードの画像

こんにちは、かおきぬ★です。

先週私は、ある居酒屋の店長Jさんと飲んでいました。

彼は某チェーン店の居酒屋で働いているのですが、ある店舗の売上が芳しくなく、どうにか売上を上げてくれとの社長命令により、先月配属されたばかりでした。

詳しく聞いてみると、どうもその店舗はバイトやパートさんが続かないらしく、スタッフの教育にも苦戦している模様。

また、前店長がお店のマニュアルを無視してオリジナルの調理法などを行っており、客離れが加速してしまったようです。
(まぁ美味しけりゃいいんでしょうが、逆効果だったんでしょうね汗)

チェーン店は「どこに行っても同じ味」という安心感が売りでもあると思うので、そういった意味でも、マニュアルは大切ですよね。

Jさんが配属されてからは、元のマニュアル通りに調理するよう徹底的に教育し直し、限りなく愛想良く接客するよう努めたそうです。

結果、最近は少しずつお客様も戻りつつあり、赤字は解消できそうとのことでした。

「お〜、良かったじゃん」

なんて言っていたその時、彼の仕事用携帯が鳴りました。

その日お店を任せているスタッフさんからの連絡のようで、Jさんは色々と指示している様子…。

電話を切ったあと、「休みの日でも電話かかってくるの?」と聞いてみました。

しかも23時過ぎに…。

「普段、休みの日でも俺が店舗に顔を出しているから、今日みたいに俺がいない日は連絡が来る。」

えっ!?

「休みの日もお店に行ってるの?!毎週?」

「ほとんど行ってるよ。」

「なんで!?」

「気になるから。任せておけない部分があるから。」

 

…ちょっと絶句でした。

 

彼は年間を通してほとんど休んでいないようで、「今や休んでも何していいかわからない」そうです。

かと言って、好きで現場に顔を出しているわけではなく、「任せるのが不安だから」という理由だけで行っているのです。

さらに話を聞くと、パートやバイトの方が仕込みをした焼き鳥なども、仕上がりが悪いと全部自分でやり直していると言っていました。

工エエェェ(´д`)ェェエエ工

な、何やってんの…

 

「それじゃ、下が育つわけないやろ。」

私より先に、話を聞いていたマスター(その時飲んでいたバーの)の方が口を開きました。

 

マスター「出来てないなら注意して、再度やり方を教えてまたやらせないと。全部Jさんがやり直してたら、意味ないでしょ。」

Jさん「でも、それを見て反省してくれるかなと…」

マスター「今時、背中で語るなんて古いよ。」

 

わお!バッサリ!ww

 

マスター「しかもなんか当てつけみたいだし。」

※元々、マスターとJさんは仲が良く、昔仕事がなかったJさんを見かねて、マスターが紹介した職場なのです。

「背中を見せて育てる」は決して悪いことではないのですが、本人がどこが悪かったのか気づいていない場合、具体的に指導しなければ、ずっと同じ作業を繰り返してしまいます。

特に流れ作業で数をこなしていく仕込み作業であれば尚更です。

「誰が作った何がどう駄目だったのか」
「どう改善してほしいのか」

それを伝えてやり直してもらったほうが圧倒的に時短だし、何より、店長が時間外で仕込みをやり直しても、その分の給料は出ません。

サービス残業のようなものです。

それが毎日積み重なると、鬼のような時間とお金を無駄にすることになります。

さらに、パートさん達からの信頼も失い兼ねません。

女性は割と感情で動く生き物です。

雇われている以上、文句は言わないでしょうが、心の中まではわかりません。

他にもっといい条件の職場があればすぐに辞めてしまうでしょう。

 

 

■行き過ぎた完璧主義は身を滅ぼす

Jさんは、完璧主義な所と、少し潔癖な所があります。

どちらも悪いことではないですが、度が過ぎると自分の首をしめることになります。

「誰にも任せられない」というのは、言い換えれば「誰も信用していない」ということです。

そもそも、自分が何年もかけてできるようになったことを、入ったばかりの新人さんに要求するのは鬼畜です。

人によって理解力や要領の良さも異なりますしね…。

せっかく先輩スタッフ達がいるんですから、最初にある程度指導をしたら、あとは現場のスタッフに任せて、店長は店長の仕事に専念するべきです。

別に店長がつきっきりで教えたり、やり直したりしなくていいんです。
そんなことをしていたら、誰も一人前になれません。

「どうせ店長がやるし」となって終わりです。

むしろ、全てを自分の思い通りにしたいなら、自分で開業すればいいのです。

 

「Jさん、独立したらいいんじゃない?」

案の定、私もマスターも同じことを聞きました。

ですが、Jさんは渋い顔をしています。

Jさん「今はまだ…辞められないから。」

Jさんは40代半ばです。

何年も店長をしているし、ひとりで完璧に業務をこなすことができます。

 

“今はまだ…”

 

私は純粋に、じゃあいつなら大丈夫なんだろう?と思いました。

まぁ、そのお店で働くことが生きがいで、毎日楽しくてしょうがないなら、それに越したことはないのですが。

Jさんのライフスタイル、ワークスタイルは、どうも「幸せ」とはだいぶかけ離れているような…(^_^;)

マスターによると、ストレスで、一時期ガリガリに痩せ細っていたこともあったそうです。

Jさんは完璧主義であると同時に、不器用な人だな、と感じました。

もっと要領良く生きていけば楽なのに…。

彼自身、とても優しくて良い人なので、できれば幸せになって欲しいのですが、あまり口出しするのも良くないかな〜と思い、それ以上何も言えませんでした。

 

 

■人生、もっと適当でいい

かたやマスターはというと、11年前、36歳で独立しバーを経営しています。

元々はクラブの黒服さん(ボーイさん)でした。

なけなしの貯金で足りない分を借金し、お店をオープン。

ずっと黒服をしていたので、お客様を持っていたわけでもないし、開業当時は「どうせすぐ潰れる」と陰口を叩かれていたそうです。

さらにはヤクザに何癖をつけられたり、経営が傾いたりと、修羅場がたくさんあったようですが、それを乗り切り、今はたくさんの常連さんに愛されるマスターになっています。

最近では辛いものに目がなく、美味しい激辛料理屋さんを巡っては、インスタにアップしてニヤニヤしてますww

おっさんのくせにインスタは丸の内のOL感がすごいですww

 

「俺は適当に生きてるからね」

マスターがいつも言っている言葉。

でもマスターの言う適当は、「テキトー」じゃなくて、「良い加減」なんだと思います。

 

ちょうど良い加減で生きていく。

 

簡単そうで難しいことですよね。

特に完璧主義の方には、相当な意識改革が必要でしょう。

ただ、それを実践する価値は大いにあります。

それは心だけではなく、結果的に身体の健康にもつながるからです。

仕事にプライドを持つこと自体はとても素晴らしいことですが、「過労」は誇らしいことでも何でもありません。

それにずっと気づかずにいたら、人生詰みます。

 

 

■どうせ頑張るなら「自由」のために!

私は超ど級のめんどく星人です。

早起き苦手。
仕事したくない。
毎日遊びたい。
雨の日は家でオタ活してダラダラしたい。
片付けできない。

…めんどく星人主席ですw

だからこそ、「起業」しようと思いました。
遊ぶように仕事したかったからです。

毎日ワクワクしたかったし、冒険したかったんです。

軌道に乗るまでは茨の道ということは分かっていました。

しかし、逆に「軌道に乗ってしまえば、お金も時間も手に入る」ということも知っていました。

ずっと会社員をしていたら、私の理想とするライフスタイルは送れないと悟ったのです。

それなら、数年辛くても起業の勉強をした方がいいと思いました。
そしてやりながら勉強していくスタイルを選びました。

 

実際、別に辛くはないです…w

まだそこまで稼げているとは言えませんが、好きなことをしているので全然楽しいです。

資金が尽きたら、バイトでもすればいいし、
生きていく手段なんていくらでもありますからね。

ただ、このまま勉強と実践を続けていけば、数年後には完璧な自由が手に入ると確信しているので、そのために今、毎日頑張っているところです。

どうせ頑張るなら、その理由が「自由を得るため」「幸せなライフスタイルを送るため」でありたいですからね。

 

何のために頑張っているのか?

そのゴールはどこなのか?

それがはっきりしないまま仕事に明け暮れていても、ずっと灰色無限ループの繰り返しです。

Jさんも、早くそのことに気づいて変わってくれたらいいのですが…。

せめて、倒れないことを祈ります。

 

かおきぬ★

 

 
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